NBAドラフト年別比較!!(2013-2018)
2019年!あけましておめでとうございます!!
AsahiスーパーDry改め、グリズです。
新年を迎えたということで、心機一転名前を変えました。特に理由はありません。
さて、NBAのシーズンも30試合以上終わってきたところで今シーズンは特にルーキーの活躍が光っているように思います。
ルカマジックという魔法を使いこなすドンチッチや、ウエストで唯一プレイオフ競争に加われていないサンズのドラ1エイトンなど、近年のドラフトの中でもかなりインパクトの強い年だなと感じています。
そこで、近年のドラフト上位指名5位までを、年別にスタッツで比較してみました!!
2018年のルーキーはまだ途中の数字ですが、悪しからず。。
2017年
まずは2017年組から。
上位指名5人のスタッツです。
豊作と言われていた昨年ですが、さすがの数字といった感じですね。
残念ながら1位のフルツは怪我で苦しみましたが、フルツ以外の4人は平均25分以上出場していて、全員10点以上点も取っています。
特に新人王争いに食い込んでいたテイタムは、このプレイオフでの活躍が光っていた印象があるので、シーズンのスタッツよりもさらに強いインパクトだったと思います。
今年のオフにはコービー塾に入門したり、親からピアースを模範にするように言われたりと、レジェンドから積極的に学んでいるようなので、今後スーパースターになれるよう頑張っていって欲しいです!!
また昨年は2016年ドラフトのベン・シモンズがルーキーシーズンだったのと、上位5位指名の他にもドノバン・ミッチェルやカイル・クーズマなど今年もさらに活躍している選手が多い印象ですね。
個人的に注目なのはロンゾの数字で、アシストが7.2、リバウンドが6.9とルーキーらしからぬ数字を残していることです。これが年々伸びればジェイソン・キッドのような選手になるのでは!???と思っています。
史上最年少でトリプルダブルも達成してましたね。
ただFG%が36とそこまでよくないのはやはりあのシュートフォームのせい?(一回謎に左側にボール持ってってから打ってるからな…よくあれでまっすぐ飛ぶよ)
(この時の髪型かっこよかった。)
2016年
続いて2016年組です。
スタッツはこちら↓
シモンズは2017シーズンのプレーですが、さすがの数字です。
ルーキーの時点で平均トリプルダブルに近い成績を残していて、FG%も54.5と高確率。
アウトサイドのシュートはほぼなく、インサイドでゴリゴリ攻めてパスかシュートをすることが多いですが、チームにアウトサイドシュートを決められる選手が多かったのでこの攻めが見事にはまっていたという感じでしたね。
他の選手についてはイングラムの出場時間以外は特筆していい成績はないですね。なんともコメントし辛い数字…
当たり年とは言えない数字なんではないでしょうか。
ただ2016年ドラフト組は、昨年、もしくは今年に入って頭角を現してきた印象があります。
ジェイレン・ブラウンやジャマール・マレー、バディ・ヒールド、パスカル・シアカムなど活躍しだして存在を知って、2016年組だった!ということがよくありました。
特にシアカムは現在平均14.5点、6.5リバウンドの成績と持ち味のハッスルプレーでイーズト上位にいるラプターズでは欠かせない存在になっています。今年に入って急に存在感を示しているので、今後の活躍にも期待したいです。
個人的にはダンにもっと活躍して欲しいのですが…
長い腕をつかった粘着質なディフェンスとたまに見せるトリッキーなパスは、観ていてワクワクさせてくれます。
2015年
続いて2015年組のスタッツです。
スタッツをみて驚いたのですが、2015年組は結構優秀な選手揃いなんですね!!
ルーキーシーズンだけで見るとTOP4の選手は全員28分以上の出場時間で、得点も13点以上、タウンズ、オカフォー、ポルジンギスは7リバウンド以上でタウンズは平均ダブルダブルをかましています。
タウンズは非常に評価の高い選手ですが、ルーキーシーズンから継続して好成績を残していますね。
バトラーとのいざこざもあって勝つ意志が弱いのかな?と印象付いてしまいましたが、今シーズンも得点とリバウンドの平均ダブルダブルをマークしているので、支配的なセンターになって欲しいです。
また驚きなのはオカフォーです。
エンビードが2016年から復活してシクサーズのセンターを任されていたので影を潜めてしまいましたが、実はルーキーシーズンは他の年だったらROY取れるほどの活躍をしていたんですね。平均17.5得点、7.0リバウンドの成績は立派だと思います。
ただ年々出場機会が減っていってしまい、今シーズンはペリカンズで8.0分の出場。
まさにNBAで生き残ることの難しさを物語っていますね…
まだ23歳と若いし、才能はあるはずなので頑張れ!!!
全体的にみても2015年はタウンズとポルジンギス以外はインパクトのある選手が少ないといった印象でした。
2014年
続きまして2014年組のスタッツです。
2014年はこの上位5人だけ見てもタレント揃いって感じですね!!
中でもエンビードは既にリーグを代表するセンターになっていて、アンストッパブルな選手のうちの1人です。
今シーズンの成績も、 平均26.5得点、13.4リバウンドと昨年よりも数字が上昇しており、大暴れしています。
プレーして3年目でこれだけの成績をおさめている選手が、本格的にバスケを始めたのが高校からというのも驚きですよね。
本格的に初めて5年ほどでNBAに入れるなんて、とんでもない才能すぎます。まさにリアル桜木花道か!?という感じです。
唯一どうしても怪我の不安があるというところが弱点ですが、最近はあまり怪我もなくプレーしているので もう安心していいのだろうか…
他の選手もウィギンズ、パーカーは中々いい成績を残していますね。どちらも伸び悩んでいる印象ですが、ウィギンズはアスレチック能力だけならレブロンよりも上と言われているほどの能力の持ち主みたいなので、どこかで覚醒してほしいです。
またパーカーも個人的にあの体格はレブロンに近いものを感じているので、スター選手になることを願っています。
ゴードンは言わずもがな、オールスター2016でのマスコット越えダンクは衝撃的でしたね。
私はビンス・カーターが大好きなのですが、初めてカーターのダンクコンテストを見た時以上の衝撃を受けました。もはや人間とは思えないほど飛んでいます。笑
(もはやコラ画像かよと思ってしまう…笑)
2014年は豊作と言われているようで、TOP5以外を見てもタレント揃いでした。
スマート、ランドル、ラヴィーン、サリッチ、ハリス、カペラ、アンダーソン、ディンウィディー、ヨキッチと、よく話題にも上がる選手揃い。これはかなりの当たり年と言えるのではないでしょうか。
2013年
さて、やってまいりました2013年組。
まずは5位指名までの選手のスタッツを見てみましょう。
12.8分 4.2点 0.3アシ 3.0リバ FG% 35.6
31.1分 13.8点 4.1アシ 4.1リバ FG% 41.9
8.6分 2.1点 0.3アシ 1.5リバ FG% 36.3
17.3分 6.0点 1.1アシ 4.3リバ FG% 42.6
8.6分 2.0点 0.1アシ 2.4リバ FG% 42.3
むむむ
…オラディポ以外パッとしない数字ですね…
今現在でみても、活躍をしてると言えるのはオラディポくらいではないでしょうか。
ベネットに至ってはNBAにはいませんからね…
ベネットを筆頭に、この年の上位5位指名は正直失敗だったと思ってしまいます。
結局オラディポもペイサーズにいってから開花しましたし、マジックにとって成功だったとは言えなそうです。
ただこの年のすごいところは、5位以下で指名された選手達です。
現在のNBAを象徴する選手となったアデトクンボや、アクアマンにそっくりなアダムス、2015シーズンでMIPに選ばれたマッカラムに、2017シーズンのDPOYのゴベールと、相当なタレント揃いです。
上位指名でも活躍できるかわからない、逆に下位指名でもレジェンド級の選手になる可能性がある、ここがNBAの面白いところではないでしょうか。
(手もとんでもなくデカイな…)
2018年
そして最後は今年の2018年組。
ここまでのスタッツです。
試合を観ていても、かなりエイトンにボール託している感じです。パワーと機動力が素晴らしいので、ドラフト1位に見合った成績なのではないかと思います。
ここまで平均19.5点と、得点だけならエンビードの次の成績を残しています。
プレーをみていても、とても落ち着いていてルーキーによく見られる感情に任せて突っ込んでしまう、というようなプレーをほとんどしません。
それもそのはず。16歳から名門レアル・マドリードでプロとしてプレーし、2017年シーズンにはユーロリーグの史上最年少でMVPに輝いたとか。
ロケッツ戦では残り3分、8点ビハインドしている状況から3本のスリーを含む11得点を上げ逆転勝利!!!信じられませんでした。
こんな新人、私がNBAを見始めてから(10年前くらいから)いませんでした。
今年はルーキーからオールスター選ばれちゃうんじゃないかということを期待しています。
その他も、7.4アシストをマークしているヤングや、我がグリズリーズ期待の新人JJJも見逃せなく、2018年は相当な当たり年なのではないかと思います。
総評
過去5年までのドラフトを見てみて、5位指名までだけを見ると今年が一番当たりな気がします。(まだどうなるかわかりませんが)
理由はどの選手も、チームのフランチャイズプレーヤーとして活躍しそうなポテンシャルを、試合を見ていて感じるからです。数字も平均的に高いです。
決してドンチッチのインパクトだけではなく、それぞれの選手が相当なインパクトを残していると思います。
ドラフト全体をみて、タレントの数でいうと2014年が一番かと思いましたが、スーパースター級はエンビードくらいなので豊作だけど…!!!って感じでした。
2017年はスーパースター級が複数出そうなポテンシャルを感じられます。
ミッチェル、テイタム、ロンゾ、クーズマあたりは相当いいんじゃないでしょうか。
そう思うとレブロン、ウェイド、ボッシュ、カーメロを排出した2003年は本当に歴代でもトップクラスのドラフトだったんですね。
来年はザイオンがドラフトされるようですし、楽しみが止まりません!!